賃貸物件の初期費用・契約の流れ
初期費用の内容
賃貸物件を借りるには、最初に敷金、礼金、仲介手数料など、まとまった初期費用がかかります。
- 敷金
金額の目安は家賃1ヶ月分。敷金は退去する時の原状回復費用となり、実際にかかった原状回復費用が差し引かれて戻ってきます。敷金がゼロの物件もありますが、退去時にクリーニング費(家賃約1ヶ月分)がかかる事もあります。 - 礼金
金額の目安は家賃1~2ヶ月分。大家さんへの謝礼となり、戻っては来ないお金です。現在では礼金ゼロの物件も増えています。 - 仲介手数料
金額の目安は家賃0.5~1ヶ月分+消費税。物件の案内や契約を行った不動産屋へ支払います。法律で家賃の1か月分と上限が決められています。 - 日割り家賃
入居する月の月末までの日割り家賃がかかります。 - 前家賃
入居する月の翌月の家賃(1ヶ月分)を先に支払います。 - 火災保険料
不動産屋から進められる保険の金額は1.5~2万円/2年契約です。火災や水漏れなどのトラブルに備えて加入が義務付けられています。2年の契約更新のたびにかかります。 - その他
物件によっては、鍵の交換費用がかかります。目安は1~2万円。
合計金額の目安としては・・・
家賃の6~7か月分の初期費用がかかります。
例えば家賃が5万円なら、30~35万円がかかり、
それに加えて引越代+家具家電等の購入費用となります。
賃貸契約の流れ
- 賃貸物件を探し、問い合わせをする。
インターネットで物件を探し、気に入った物件を見つけ、担当の不動産屋に問合せをしましょう。遠方から現地不動産屋へ行く場合は、何件か気に入った物件をまとめて見られるようにしましょう。 - 物件を内見(下見)する。
ネット上の間取りや数枚の写真を見るだけではなく実際に現地に行き、物件を直接確認しましょう。日当たりや、収納スペース、周りの環境を見ておくだけでなく、不動産屋の担当の方に隣人の様子や大家さんがどのような人か聞いておくなどなるべく情報を集めましょう。気に入った物件であれば携帯のカメラで写真を取ったり照明の有無の確認や、カーテンレールの長さを計っておくなどしてもいいと思います。
逆に行ってみたらイメージと違う!なんて事もあります。その時は不動産屋に戻り、他の物件を紹介してもらいましょう。インターネットに出す前の掘り出しモノ物件があるかもしれません。 - 物件の申込み・賃貸契約をする。
借りたい物件が決まったら、まずは入居申込書を記入します。
これを元に大家さんなどの貸主側が借主の支払い能力等を審査します。入居審査は約1週間程度かかり問題なければ契約となります。
契約時には重要事項説明と賃貸借契約の説明があります。 - 準備物
印鑑、住民票、身分証明書、保証人の印鑑証明・身分証明書などをご用意ください。学生にとっては初めての契約ごとなので、ご両親など保証人となる方にも同席してもらい、後のトラブルにならないよう契約事項をしっかり確認しましょう。特に契約更新時の費用や退去時の原状回復の取り決めなどをよく確認しましょう。また、わからない事(都市ガスかプロパンガスか?インターネットの設備はあるか?など)は遠慮せずにどんどん聞きましょう。 - 引越し・入居
まず入居当日は入室するための「鍵」が必要になります。鍵の受け渡し方法は事前に確認しておきましょう。また、搬入作業をする前に上下両隣に挨拶しておくとよいでしょう。
一人暮らしする物件の選び方
- お部屋探しのタイミングは?
- どうやって物件を選ぶの?
- 賃貸物件の初期費用・契約の流れ
引越し前にやる事
入居後にやる事